シンガポールに来て2014年からロードバイクに嵌った医師のトレーニング日記です。自転車通勤とバーチャルライドの出来るZwiftとチームメートとのトレーニングで年代別で上を狙います。
土曜日, 5月 31, 2008
室内プールはもとより室外プールでも喘息に悪影響?
今まで室内プールは塩素の影響で喘息によくないという論文が沢山でてきて
10年前の「喘息にいいのは水泳」というのも変わってきてしまいました。
(日本ではいまだ喘息児のプール教室などありますが、、、)
Eur Respir J. 2008 May 28
と出たばかりの論文では
Outdoor Swimming Pools and the Risks of Asthma and Allergies during Adolescence"
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18508822
によると室外プールであっても塩素消毒されたプールは喘息によくないかもということです。
室内よりはましなのかも知れませんが、室外でも油断は禁物です。
長男は週に一回室内プールに通っており、今のところ喘息ありませんが、家族歴はあるので、
少しは気にしています。
水曜日, 5月 21, 2008
パパのためのハッピーアドバイス 超お薦め
明橋 大二さんのハッピーアドバイスシリーズは3冊とも購入し母親などにも読んでもらっていたりしていましたが、総計200万部を超えるベストセラーになっていたのですね。フェミニストの小生はパパ向けも期待していたのですが、新刊として書店に並んでいるのをみて速攻に購入しました。同僚の小児科医などは「7歳の娘が他の児に攻撃的なのは自分がよく小突いてしまうから・・・」と反省しきりでした。
子育てに関係なく、いかなる家族・男女にもお薦めの本です。
明橋 大二さんのハッピーアドバイスシリーズは3冊とも購入し母親などにも読んでもらっていたりしていましたが、総計200万部を超えるベストセラーになっていたのですね。フェミニストの小生はパパ向けも期待していたのですが、新刊として書店に並んでいるのをみて速攻に購入しました。同僚の小児科医などは「7歳の娘が他の児に攻撃的なのは自分がよく小突いてしまうから・・・」と反省しきりでした。
子育てに関係なく、いかなる家族・男女にもお薦めの本です。
土曜日, 5月 03, 2008
犬を飼うと子どもが花粉症やぜんそくにかかりにくくなる?
犬を飼うと子どもが花粉症やぜんそくにかかりにくくなる、ドイツ研究 国際ニュース : AFPBB News
"ヌがなぜ人体の防御機能を高めてくれるかが解明されるまでは、「イヌを飼うススメ」は先の話になる"
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2385120/2884509
衛生仮説(衛生的過ぎる環境ではアレルギー疾患が増加する)がらみではさまざまな研究結果が混じってきていますが、最近は個人の遺伝的要因で同じ環境でも違う働きもあるので、さまざまな結果も出るという理解が広まってきているように思います。
遺伝子の多形に基づいて 最も適切な環境というのが分かって来るようになるのではないかと思います。
"ヌがなぜ人体の防御機能を高めてくれるかが解明されるまでは、「イヌを飼うススメ」は先の話になる"
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2385120/2884509
衛生仮説(衛生的過ぎる環境ではアレルギー疾患が増加する)がらみではさまざまな研究結果が混じってきていますが、最近は個人の遺伝的要因で同じ環境でも違う働きもあるので、さまざまな結果も出るという理解が広まってきているように思います。
遺伝子の多形に基づいて 最も適切な環境というのが分かって来るようになるのではないかと思います。
ダニ対策は喘息にはそれほど効果的でないかも?
個人的には結構衝撃だったので、shareします。
システマティック・レビューといって今までのより因果関係がはっきりしやすいランダム化比較試験を統合してより確証を得る統計的な手法があり、それらをまとめているコクランライブラリーに「気管支ぜんそく対策としてのダニ対策」のレビューがありました。AllergyというEuropa academy of allergy and clinical immunologyの学会誌にものっていたものですが、44のRCTで3002人の結果を統合して分析したものの化学的な方法・物理的な方法(高密度繊維カバーでくるんでしまう)・両者の組み合わせで
"number of patients improved (relative risk 1.01, 95% CI 0.80 to 1.27), asthma symptom scores (standardised mean difference -0.04, 95% CI -0.15 to 0.07), or in medication usage"
と発作や症状スコア、薬物使用量に変化なかったようです。
Der1抗原量が10分の1ぐらいに減れば効果あるという意見もあるのですが、中途半端に減らすだけではそれほど効果が認められそうにはないと理解して御家族に環境整備の話をすすめないといけないかもしれません。
House dust mite control measures for asthma
http://www.cochrane.org/reviews/en/ab001187.html
システマティック・レビューといって今までのより因果関係がはっきりしやすいランダム化比較試験を統合してより確証を得る統計的な手法があり、それらをまとめているコクランライブラリーに「気管支ぜんそく対策としてのダニ対策」のレビューがありました。AllergyというEuropa academy of allergy and clinical immunologyの学会誌にものっていたものですが、44のRCTで3002人の結果を統合して分析したものの化学的な方法・物理的な方法(高密度繊維カバーでくるんでしまう)・両者の組み合わせで
"number of patients improved (relative risk 1.01, 95% CI 0.80 to 1.27), asthma symptom scores (standardised mean difference -0.04, 95% CI -0.15 to 0.07), or in medication usage"
と発作や症状スコア、薬物使用量に変化なかったようです。
Der1抗原量が10分の1ぐらいに減れば効果あるという意見もあるのですが、中途半端に減らすだけではそれほど効果が認められそうにはないと理解して御家族に環境整備の話をすすめないといけないかもしれません。
House dust mite control measures for asthma
http://www.cochrane.org/reviews/en/ab001187.html
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