火曜日, 2月 26, 2008

袖の上から血圧を測っても誤差はなし?すぐに役立つ実際的な研究

無料で全文読める医学雑誌のCMAJにすぐに役立つであろう論文が載っていました・・・

A comparison of blood pressure measurement over a sleeved arm versus a bare arm

で400人弱の成人をランダムに二つに分けて袖の上からと袖をまくっての血圧を比べて意味のある差はなかったとのことです。一人を袖をまくってと袖の上からで違う人がもう一方の値を知らずに順番のみランダムにして測るとかでも面白いのかもしれませんが、200人弱づつを調べたところ意味のある差が出なかったということです。

血圧測定の時に袖をめくることという教科書の記述が変わるのには追試が必要で時間がかかるかもしれませんが、袖をめくらなくてもいいとなると大変実際的だとおもいます。

誰でもすこしの日常での不都合をヒントにあまりお金をかけずにできるけどインパクトの大きい研究で見習いたいですね。

Tシャツの上からであればよっぽどの微妙な心音や呼吸音でなければ聞こえるというのも論文のネタになりますね。