土曜日, 6月 28, 2008

猫の飼育と乳児アトピー性皮膚炎

猫を飼うことがアトピー性皮膚炎に悪さをすることもあれば、関係ないこともあるようです。

Gene-environment interaction in the onset of eczema in infancy: filaggrin loss-of-function mutations enhanced by neonatal cat exposure.

によると皮膚の防御にかかわるフラグリンという遺伝子に異常がありバリア機能が落ちている児では猫を飼っているとアトピー性皮膚炎が発症しやすいのにたいして、フラグリンの遺伝子異常がない場合には発症しやすいわけではないという結果が二つの独立したコホートでわかったようです。

フラグリン遺伝子はアトピー性皮膚炎だけでなく、喘息でも関与が疑われており、
Filaggrin mutations, atopic eczema, hay fever, and asthma in children.
猫を飼い続けるかどうか悩む時にフラグリン遺伝子を調べる時代が来るでしょうね・・・