今年はじめて入ったアレルギー学会の春季臨床大会でのDebateセッションのテーマである。
ヤクルト研究所の南野先生の腸内細菌概説に続きPro(賛成)とCon(反対)の立場からの発表だった。
どうやら善玉vs悪玉腸内細菌は各種アレルギー症状と関わっているがどちらが原因でどちらが結果は
はっきりしないので、やはりランダム割付研究が必要と解釈しました。
EBMの立場から見ると一つ一つの臨床研究の規模が小さかったりデザインが弱かったりでランセットに2回報告されたKalliomaki Mらの研究が一番根拠のレベルが高いか?
日本でも同様なランダム割付研究が望まれるし、完全母乳栄養がプレバイオティクスとしてどれくらいの相乗効果があるのかないのかについても研究が急務である。